カタヨリ紙

終電前のブンガク雑談サイト 

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『ハリウッド・リライティング・バイブル』 リンダ・シガー

ハリウッド・リライティング・バイブル素晴らしいアイデアを得たからといって、素晴らしい脚本が作れるわけではない。また、素晴らしいアイデアを単に紙に書き留めたからといって素晴らしい脚本になるわけでもない。脚本は他のいかなる書きもの以上に作文レベルでは通用しない。ライティングと共にリライティングによって脚本は素晴らしいものとなる。ライティングとリライティングの基本原則は同じものといえる。
『ハリウッド・リライティング・バイブル』 イントロダクション

「ハリウッド」に反応して鼻でわらい、「バイブル」と聞いてマニュアル? と思った人、ハズレです。これはヒジョーに難しい本で、こんなふうに考えることもあります。「これが分かる人は、読まなくても分かる人ではないか」と。つまり、書ける人だけが分かる作りの本ではないかと。難しい言葉は使っていません。できるだけ分かりやすく説明しようと努力しているふうにも見えます。しかし、技術は「頭」じゃなくて、「身体」が会得することだから、感覚として分からなければ分かったことにはならないのです。書けなければ意味がない。結果が全てです。そういう厳しい本なのです。イントロダクションの続き↓ 

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本好きさんへ

敬愛する松岡正剛さんのサイトをご紹介します。
私も全部読みきれていないけれど、たとえば…

オルテガ・イ・ガセット 『大衆の反逆』
坂口安吾 『堕落論』
太宰治 『女生徒』
中原中也 『山羊の歌』
中上健次 『枯木灘』
車谷長吉 『鹽壷の匙』
野坂昭如 『この国のなくしもの』
保坂和志 『アウトブリード』
大槻ケンヂ 『ボクはこんなことを考えている』

目次はこちらです→ 松岡正剛の千夜千冊

囲炉裏をかこんで聞かせる昔語りのあたたかさ。
なにより書物への深い愛情。奪わない読み方。
面白いけど、ホッとする、お手本のようなサイト様です。

『いのちのレッスン』 新藤兼人

いのちのレッスン小説を読むあいまに開くつもりで、活字も大きいし、ちょっとした気分転換にちょうどいいだろうと、そのつもりで用意しておいた、『いのちのレッスン』。私小説作家ならぬ、私映画監督、新藤兼人さんは、1912年(明治45年)広島県生まれ。1942年(昭和17年)にシナリオライターを志して溝口健二さんに師事し、松竹を経て、1950年(昭和25年)近代映画協会を設立すると、翌年、初の監督作品『愛妻物語』をつくった。おもな監督作品は、『原爆の子』『裸の島』『鬼婆』『ある映画監督の生涯』『午後の遺言状』など…。

そんな重鎮の本を膝にのせ、足を組み、椅子の背もたれに、ふんずり返って、まぁどこでもいいやとページをめくったら、こんな見出しが。

「ベテランという名の“ニセモノのプロ”」

偉そうな人生訓など、この本には書かれていない。きちんと椅子に腰掛けて読みはじめる。私の意見など、どうでもいい。ともかく抜き出してみる↓

「ベテランという名の“ニセモノのプロ”」
わたしはわが身を振り返り、いつも言い聞かせていることがある。それはシロウトでいたいということだ。六十年以上も映画一筋に歩んできて、今さらシロウトとはなんだ、といわれそうだが、どんな仕事でもほんとうのプロは、アマチュアの精神をもった技術のプロだと思っている。
わたしは映画のことは何も知らなかったが、フィルムの魅力にとりつかれ、この世界へ足を踏み入れた。わたしをかきたてたのは、幼児のように無限に広がる好奇心だった。(218頁)

『生きがいについて』 神谷美恵子

平穏無事なくらしにめぐまれている者にとっては思い浮かべることさえむつかしいかも知れないが、世のなかには、毎朝目がさめるとその目ざめるということがおそろしくてたまらないひとがあちこちにいる。ああ今日もまた一日を生きて行かなければならないのだという考えに打ちのめされ、起き出す力も出て来ないひとたちである。(8p)

『さつよ媼おらの一生、貧乏と辛抱』 石川純子

おらは生まれたまんま
九十六になっても生まれたまんま
なんじょに学校しないもの
だから話をするたって、まっすぐに正直に語るの
嘘の語りようも知らないもの

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