カタヨリ紙

終電前のブンガク雑談サイト 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

太宰治 『桜桃』

子供より親が大事、と思いたい。子供のために、などと古風な道学者みたいな事を殊更らしく考えてみても、何、子供よりも、その親のほうが弱いのだ。少くとも、私の家庭に於いては、そうである。まさか、自分が老人になってから、子供に助けられ、世話になろうなどという図々しい虫のよい下心は、まったく持ち合わせてはいないけれども、この親は、その家庭に於いて、常に子供たちのご機嫌ばかり伺っている。子供、といっても、私のところの子供たちは、皆まだひどく幼い。長女は7歳、長男は4歳、次女は1歳である。それでも、既にそれぞれ、両親を圧倒し掛けている。父と母は、さながら子供たちの下男下女の趣きを呈しているのである。(166p)


※太宰治『桜桃』/ヴィヨンの妻(新潮文庫)より


スポンサーサイト

今日の名言-4

愛を優しい力と見くびった所から


生活の誤謬(ごびゆう)は始(はじま)る。


有島武郎『惜みなく愛は奪う』より


Link : 岩波書店 今日の名言


ピエール・ルイス 『女と人形』

どう言えばいいのでしょう? お察しどおり今度もまた私はなぶり者にされ弄ばれたのです。この娘が女の中でも一番質(たち)の悪い女だということは、彼女のさまざまの惨酷な手管が度を越していることは、すでにお話ししたとおりです。でも今のところまだ君は彼女を知らないも同然です。これから私の話をお聞きになって、場面を重ねるうちに、コンチャ・ペレスという女の正体がはっきりしてくるでしょう。

アルチュール・ランボー、太陽と永遠。

※『ランボー全詩集』宇佐美斉訳(ちくま文庫)より抜き出しました。

NHKドラマ「ハルとナツ」酷似で質問状

ブラジル移民の姉と、日本に残された妹の、70年ぶりの再会を描く、5夜連続放送の「ハルとナツ」、さっきヤフーのニュースを見ていたら、ブラジル在住の記録映像作家さんの作品と似ているということで、NHKに対して質問状を送ったそうですが…。


Info
ブログ拍手ありがとうございます。 このサイトは引越しました。文学の他に、韓国映画ドラマ、音楽、DIYなど、より雑多になって、のんびり続けています。
新サイト→ コドリバ
Search
Category
Links
AmazonSearch
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。