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『小説家』 勝目梓

『小説家』 勝目梓命が絶える日が目前に迫ってきても、彼の頭の中にあるのは息をしている現在ただいまのことだけで、過ぎた昨日のことも、くるかこないかわからない明日のこともおそらくは考えようとしないだろう。彼はそういう男なのだった。(423頁)

勝目梓さんの『小説家』はこの言葉で締め括られている。エッセイではない、小説である。「半生を振り返る初の自伝的小説」と紹介されていた。「彼はそういう男なのだった。」とこの一行を書きたいがために『小説家』は書かれたかのようだ。“そういう男”だったとしか言いようがないのである。“そういう男”を小説としてそのままに書くことでしか表現できない小説なのである。

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