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今日の名言-4

愛を優しい力と見くびった所から


生活の誤謬(ごびゆう)は始(はじま)る。


有島武郎『惜みなく愛は奪う』より


Link : 岩波書店 今日の名言


有島武郎先生です。
「BOOK」データベースより、うつし書きしますと…、
愛は奪う本能、吸引するエネルギーである。―『白樺』創刊に携わり、わが国最初の実存主義者とも言われた有島武郎の生は、近代日本の青春の縮図でもあった。「本能的生活」の追求者、新しい女性論の旗手、広大な私有地の無償解放、婦人記者との心中など、波瀾のドラマのさなかで書き綴られた深い思考の足跡を、文庫本未曽有の規模で収めた、初の評論集大成。
ということです。


このちょうど反対の意味らしく、見えてしまうのが、トルストイの「愛は惜しみなく与う」ですね。でもどっちみちキリスト教の下地がないと、読んでもきちんと理解できない壁が、あるように思います。そのキリスト教、たしか内村鑑三先生の著書のなかに、キリスト教は論じるものではなく信じるものだというような文言が記されていたはずですが、それ式で考えてみますと、有島先生の態度はちょっと違うかもしれないですね。もっとタマシイに近いところからの叫び。と書いてしまうと、タマシイとは何だ? って話になってくるかな…(笑)犬畜生と同等な汚さ野蛮さが、そこには有るような気がしてならないのですよね。その事実から発言しているのではないのかと。またまた、勝手な解釈で、ごめんなさい(汗)だけど、そんなこと、まったく度外視にしても、上の有島先生の言葉、すぅーっと通り過ぎて行けない、普遍的な問いへの挑みが感じられて、しばし立ち止まって考えて、しまいました。「愛」と「優しい力」は、現在においては、ほぼ同列に扱われているような気がしてなりません。。。


【関連書籍】
4101042063惜みなく愛は奪う―有島武郎評論集
有島 武郎

新潮社 2000-05

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