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『感覚』 アルチュール・ランボー

  • 2006-08-10
夏の青い夕暮れに ぼくは小道をゆこう
麦の穂にちくちく刺され 細草を踏みしだきに
夢みながら 足にそのひんやりとした感触を覚えるだろう
吹く風が無帽の頭を浸すにまかせるだろう


話しはしない なにも考えはしない
けれどかぎりない愛が心のうちに湧きあがるだろう
そして遠くへ 遥か遠くへゆこう ボヘミアンさながら
自然のなかを―― 女と連れ立つときのように心たのしく


原文 『SENSATION』

Par les soirs bleus d'ete , j'irai dans les sentiers ,
パル レ ソワール ブルー デテ 、ジレ ドン レ サンティエ

Picote par les bles , fouler l'herbe menue :
ピコテ パル レ ブレ 、 フーレ レルブ ムヌー

Reveur , j'en sentirai la fraicheur a mes pieds .
レヴール、ジャン サンティレ ラ フレシュール ア メ ピエ

Je laisserai le vent baigner ma tete nue .
ジュ レッスレ ル ヴァン ベイニェ マ テート ヌー

Je ne parlerai pas , je ne penserai rien :
ジュ ヌ パルルレ パ 、ジュ ヌ パンスレ リヤン

Mais l'amour infini me montera dans l'ame ,
メ ラムール アンフィニ ム モントラ ドン ラーム

Et j'irai loin , bien loin , comme un bohemien ,
エ ジレ ロワン ビヤン ロワン、 コマン ボエミアン

Par la nature , - heureux comme avec une femme .
パル ラ ナチュール 、 ウールー コム アヴェック ユヌ ファム

『ランボー全詩集』/宇佐美斉訳(ちくま文庫)より
原文は、こちらのサイト様よりお借りしました。

アルチュール・ランボー 詩人アルチュール・ランボー(1854〜1891)が、いちばん多く使った語は「糞」だと聞いたことがあります。でも『感覚』のような美しい詩も書いていたのですよね。この詩、とっても好き♪
太陽と永遠







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