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学力低下の意味するところ

首都圏に住む、16~19歳の男子を対象とした、イメージ調査(博報堂生活総合研究所)
「サラリーマンに対して、どのようなイメージがありますか?」


1位・ストレスが多そう
2位・ぺこぺこしている
3位・縦社会
4位・夢がない
5位・やりたいことができない
6位・不安定
7位・出る杭は打たれる社会
8位・会社のために自分や家族を犠牲にする
9位・かっこ悪い
10位・若いうちは活躍できない


ネタ元は『中央公論』4月号(中央公論新社)の、「若者はなぜ勉強を捨てたのか」という特集記事内、「学力を捨て、ケータイへ向かった十代」(原田曜平さん)です。
このなかで原田さんは、<エリート・サラリーマンを育成するための戦後教育が継続されている以上、子供たちの学力の低下にも頷ける。学力の先にあるサラリーマンになるという道が、子供たちにとって、夢や希望に溢れるものではなく、今や墓場に行くのと同意語になっているからだ>と、お書きになっています。<「単なるサラリーマン」は、代替可能な人間であるため、リストラされる危険性に曝される。また、周りの人間から「君がいなきゃ困る」と必要とされることもない。今の男の子たちは、従来の『学力』の先にある歯車としてのサラリーマンではなく、「スペシャリストのサラリーマン」になるために、今から専門性を身につけようとしている。だから、単なるサラリーマンになるための『学力』に魅力を感じない。>


「ナンバーワン」から、「オンリーワン」へ。
しかし、「オンリーワン」への道は、「ナンバーワン」への道より、大変かもしれないと、老婆心。
なぜなら、パイプライン・システムは存在しているし、おまけに上手く機能しているとは言い難い状態で、現実問題として、どうやって「オンリーワン」を示していくのかと。
ただ私自身のことを言えば、いちおう、出版社キンム経験者。どうやって入ったの?とバカにしくさった(笑)質問が、過去にはいくつか。まず狙いを定める。逆算していく。手が届きそうな所に入ってしまう。そこからジワジワと人脈をたどり、紹介してもらう。べつに色気もなにも必要ないです(笑)カナメは、人脈です。面白いと思ってもらわなくちゃいけない。そう思ってもらえる人を、探さなくちゃいけない。本には書いていません。そういう情報も、結局は人脈なんですよね。なので、先にご紹介した原田さんがおっしゃっていることは、とても重要だと思いました。↓


<学力を捨てた彼らは、何も考えていないわけでは決してない。今の時代をしっかりと把握し、自分が快適に生きていくために必要なものは何かを考え、実践に移している。彼らは従来の 『学力』 に代わる、コミュニケーション力や専門性を含んだ、現代を生きるうえで重要な 『人間力』 を身につけようとしている>


キレたり、ニートしたり、引きこもったり、そういうときも、あるだろうけど、未来は、そんなにも、暗いとは、思えないなぁ。
学力低下も、大人たちが騒ぎ過ぎているってカンジがしますね。 文部科学省が云々以前に、私的に、昔は学校なんてスゴイ先生がいっぱい居て(笑)「ペニシリン」っていうあだ名の先生がいちばんスゴくて、マトモに授業した日なんて、ほとんど無いもの。ちょっと気に入らないってだけで、「こらっ!」とか言って、生徒の尻にペニシリンですよ(笑)それでも勉強する人は勉強してたし、しない人は状況が整っても「あえて」しなかったし。
子どもたちはきっと、敏感に何かを感じ取っているのだと思う。
つまるところ、子どもたちを信じてやれるかどうか、なのだろうと思う。


10代のぜんぶ
中村 恭子 原田 曜平

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マスコミ的に乱れた10代、だけではない、定量的・定性的に分析した、原田さんの本です。


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