カタヨリ紙

終電前のブンガク雑談サイト 

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マトリックス!?

すこし離れた場所に、全身黒い男がひとり、立っていた。
黒いロングコートの下は、たぶん黒いスーツ。
黒い靴に、黒いサングラス、そして黒い髪。


「あっ、マトリックスだっ!」子どもが叫ぶ。


(叫んでない)


「キャァァァーッ!」女たちが走って行く。


(眼中ない)


男は立ったまま、その場を動かなかった。
すぅーっと消えてしまうのではないのかと、私は思った。
ところが男は消えずに、こちらに近づいて来た。
私は目を見開いて、男をじっと見た。
黒いロングコートはペラペラに薄く、黒い靴は長靴で、黒い髪のはえぎわ2センチぐらいは白だった。
推定年齢、64歳。
男というより、おジィだった。
マトリックス風の、そのおジィはまた立ち止まり、背を丸めて、じぶんの手のなかの小銭を数えていた。


場所は百均。
メガネを忘れた日の出来事。
見えたものから勝手に連想し、とりあえず満足してしまう。
しかし、おジィもヤヤコシイじゃないか。
そのコート、暑くないかい?


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