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カタヨリ紙

今年の冬も斜陽館へどうぞ(笑)太宰Tシャツ。

今年の夏に、作家・太宰治の記事を書きました。
太宰の故郷、金木町から、「もういちど太宰を読もうキャンペーン」を発信中で、その一環として太宰Tシャツが売り出されているという新聞記事を読み、私が思うことを、つらつらと、書きましたが…、皆さま、斜陽館へは、足を運ばれましたでしょうか?(笑)

あの画像のなかったTシャツですが…、
私の下手な説明では、目隠し絵描き歌なみに、読まれた方々の頭のなかで、まったく違うデザインとして、改ざんされてしまったかもしれず、汗。
ぜひご確認を→ 太宰屋様

じつは、あの太宰Tシャツをデザインされた方(白川様)から、メールを頂戴しまして。なんと、白川様のご自宅敷地内には、戦中、太宰が家族といっしょに一時期疎開していた、斜陽館の離れ「新座敷」があるのだそうです。そういったご縁での、太宰Tシャツなのでした。

「もうすぐ生誕100年を迎える」太宰だそうです。
私も過去記事で、しつこく書きましたが、誤解、読まず嫌いの方々が、勿体無いことに、多いように感じているし、文章の上手さ、語り部としての才能、まことのようにして書いてみせた、そのレトリック、技術の才能、ロング・ロング・ベストセラー作家として、太宰はもっともっと評価されてもいいと思うし、多種多様な小説の書き手だったという事実を、大勢の人々に知ってもらいたいと願っています。

この時期でしたら、長袖Tシャツの上に、太宰Tシャツを着て、ジャケットやニットカーディガンなんかを着ても、いいかな、と思いました。
ネットでも販売することになったそうです。
白川様、メール有難うございました♪

太宰の過去記事
 太宰治の死と文学〜マニア発太宰治の桜桃忌です。太宰治 『桜桃』
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 太宰屋様

『つぎの著者につづく』 円城塔

文学界 2007年 11月号文学界(11月号)に掲載された円城塔さんの『つぎの著者につづく』
はじめに小説内から文章を抜き出して書くのがカタヨリ紙的で、それは書かれたものに出来るかぎり寄り添い私なりに感想文を書きたいからで。いってみればオバチャンこんなふうに理解したよと“理解”をもとに書いているわけで。ところが今回はそれが出来そうにもない。いきなり白状するけれど、私には分からなかった(笑)。“理解”の意味が違うらしい、なにより、読むまえの知識が必要らしい。つぎの著者につづく、ならぬ、(博識な)つぎの読者につづく。

と、ここで終えてしまうわけにもいかないので私なりに感じたことを書くけれど、あまり真面目に読まないでネ。

目次には「驚異の博覧強記か世紀の大法螺か、言葉の原始に迫る新鋭の力作」と書かれていた。
言葉の原始に迫っているのかどうなのか…、それは分からない。ただ過去の遺産をパッチワークして螺旋状に繋いでいけば、それで原始に迫ったことになる、とは言えないだろ。少なくとも原始であれ何であれ、迫って行くための糸口、方法が必要となるわけで、この短い数十枚(?)の長さの小説内で大きなことをやろうとすれば、どうしたって言葉は凝縮されていくし、場合によっては真空状態にして言葉を転がしていく、その転がす音すらも消す必要があるのかもしれない。

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かさなる美しさ

いつもこっそり覘いては「あふあふ…」いってる。
ちょっと我慢できなくて勝手にリンクしました。

詩はどこにあるか/永島卓「ニック・ニーサーに出会った場所」

谷内修三さんの読書日記です。
泣けてくるのはどうして??
こんなふうに読んでくれたら書いた人は嬉しいだろうなぁ。
まるで他人が書いたとは思えない読書日記、それ自体が美しいです。

『ゴリオ爺さん』 バルザック

ゴリオ爺さんそうですわ、ラスティニャックさん、世間というものをありのままに扱わなければいけません。(略)
あなたは冷静な打算を働かせれば働かせるほど、出世できるのです。容赦なく打撃をあたえなさい。そうすればあなたはひとに恐れられるでしょう。宿駅ごとに乗りつぶしては捨てていく駅馬のように、男も女も扱うことです。そうすればやがてあなたは欲する絶頂に達することができましょう。おわかりでしょうけれど、あなたに関心をいだく女性がいなければ、社交界ではあなたはものの数にもはいりませんのよ。あなたには、若くてお金があって優雅な女性が必要です。しかし、たとえあなたに真心からの気持ちがあったとしても、それは宝物のように隠しておかなければいけません。ほんのちょっとそれに気づかれただけで、あなたの身は破滅です。あなたはもう死刑執行人ではなく、犠牲者となってしまうのですから。もしあなたが愛情をおもちになったら、秘密をよく守ることです。相手の人柄をとくと見きわめないうちは、決して心を開いてはいけません。現実にはまだ存在しないあなたの恋をあらかじめ守るためには、世間に気を許さぬ修行をなさることですわ。(世界文学全集 21 バルザック/訳・高山鉄男 72頁

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